夏のあつい日に風がふくと気持ちいいですね。 でも家がふき飛ぶほど強い風はこまってしまいます。
風の正体って何でしょう??
風がふくワケ
風は空気の流れです。
空気はあたためると、ふくらんで軽くなり、上にあがっていく性質があります。 ぎゃくに、冷やすと、ちいさくなって重くなり、下にさがってくる性質があります。
空気が、あがったりさがったりするこの流れを、「対流」といいます。 空気が対流することによって、風がふくわけです。
フェーン現象ってなんだろう?
天気予報などでときどき聞く、「フェーン現象」ってなんでしょう?
フェーン現象とは、山からかわいた暖かい風が、ふきおりてくることをいいます。
@しめった風が山をのぼりながら雲を作ります。
A雲は山に雨をふらせます。
B雨をふらせたあとは雲がなくなり、風がかわいて、高温の強風になって、ふきおりてきます。
この風は、春に日本海側でおこります。 あつくて、かわいた風なので、山でなだれがおきたり、山火事になることもあります。
「フェーン」というのは、もともとはドイツ語で、アルプス山脈にふく、かわいた暖かい風のことです。それが日本でも一般的に使われるようになりました。
生活に利用される風
風は風力発電に利用されています。風力発電とは、風の力で風車を回して、電気を作ることです。環境にやさしいエネルギーとして注目されています。
風力発電は、日本をはじめ、世界のいろんな国でおこなわれています。
そのほかに風は、スポーツやレジャーなどにも利用されます。 たこあげ、ウィンドサーフィン、ヨット、グライダーなどは、風がないとできません。
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